よくある質問

検索ワード

カテゴリー一覧


屋根に苔(コケ)があるけどほっといて大丈夫?

|カテゴリー: , ,


この記事では、苔(コケ)の発生要因や特徴と屋根材に及ぼす影響をお伝えします。
対象の屋根材は現在主流となっている新生瓦・住宅用スレート(カラーベスト、コロニアルと称されているもの)のケースでお答えします。

先ず、苔(コケ)が発生するにはいくつかの要因がありますが、概ね適度な日光と水分がある環境が必要となります。また屋根の材質の違いによって陶器瓦や金属瓦のように表面が滑らかなものに付着することは少なく、新生瓦のような表面に塗装がされた屋根材で、塗装面が劣化しザラついたものに付着しているのを多く見受けます。


苔(コケ)を起因とするリスク


①新生瓦と瓦の上下の重なり目に、苔が入り込むと、水を吸いやすく雨漏れをおこす原因となります。

②塗膜は防水材と比較すると透水(雨水を塗装した表面から内部に水を通してしまう)リスクが高く、とくに傾斜角度が低く、帯水時間が長いほど表層の塗膜を通過(透水)し基材のセメント材質を劣化させる結果となります。水分を長い間取り込んでしまう『苔』が多いほど透水リスクが高まり、透水した結果は基材のセメント材質を傷め表層の塗膜が剥がれ、さらに防水効果の低下をまねくといった劣化サイクルとなってしまいます。
さらに冬場などの気温が下がる季節には、屋根材に含水した水が内部で凍ってしまう事で体積が増し、内部から爆裂するような『凍害』と呼ばれる現象を引き起こし、さらなる劣化を招く事もあります。

また、新生瓦本体の塗膜が劣化し、基材のセメントが露出し、瓦本体の撥水能力の低下により水分をスポンジのように吸収し、苔が 全体に発生するケースもあり、このサイクルを長期間繰り返すと本来日差しが強すぎて発生しにくい南面にもコケが生えるようになります。


まとめ


結論として、苔の発生は劣化のサインのひとつです。苔が広範囲に発生するようであれば、苔がそこにとどまれる塗装面が劣化した条件と、生育に必要となる水分を供給する環境がある事を裏付ける事となり、屋根のお手入れのタイミングでもありますので、点検時の目安としてください。

 

>>>外壁塗装・屋根塗装ページはこちら<<<


 

こちらの関連ページもご覧ください


◆屋根やバルコニーの床に塗装や防水、補修、リフォームが必要な理由とは?

屋根・屋上防水は、建物を雨漏りから防ぐことで建物の構造自体を守っているので必須です! 【建物を雨水の浸入から防ぐには】 ①水がある事を防止する。②水路(水路)を防止する。 ①と②にしっかり対応することで、建物を雨水から守 … 続きを読む


◆本当に住宅に塗装(塗り替え)は必要なのか?

本当に塗り替えは必要?住宅に塗装は必要なのか? 悪徳リフォームが大きな話題になっていた頃、TVでも特集があり、とある建築士が「住まいの塗り替えなんて必要ない。家は屋根や壁の裏側には防水紙が張られているから必要ない」このよ … 続きを読む


◆悪徳業者⁉による手抜き工事(屋根編)

「手抜き工事」 言葉ではよく聞くと思いますが、皆様が実際に見る事はなかなか少ないと思います。 しかし、こういった商いをしていると、悪気はなかったのかも?しれませんが「まあいいか」と 高を括ったプロ意識に欠ける工事の結果に … 続きを読む


 

▼マンガで分かる!塗り替えストーリー!▼

▼当社が塗り替えで採用される理由はコチラ▼

屋根塗装・外壁塗装リフォーム工事のご相談、お見積りでしたら企画・設計・販売・管理・施工の一貫体制で、お得と評判な【有限会社泉建装】まで先ずはご連絡下さい。調査・診断・お見積りは無料です。

 

屋根や外壁のことで感じる
「高い」「困った」「めんどくさい」から
あなたをお助けする改修工事の専門チームです。