アパート・マンション・ビル・工場・住宅の外壁塗装、改修工事は八王子のリフォームステーション泉建装にお任せください。
この記事では、雨漏りのご相談から、調査、解決方法などを実際に2021年5月31日より9月3日にかけて、館町のT様邸の改修工事(外壁塗装、内装、漏水修繕等)を施工した例を参考に、ご紹介いたします。
また、こちらの工事は、八王子市で毎年交付する補助金
「八王子市居住環境整備補助金(長寿命化改修)」を活用させていただきました。
▲入水箇所の外壁:解体施工中
お問合せ
初めて頂いたお問い合わせは4年程前、室内の天井や押入れに新しい雨シミができたことで、なかなか原因のつかめない漏水に関してのご相談でした。
それまでも、台風時などに漏水跡と思われる箇所があり、その際にはリフォーム会社で調査のご依頼をされたり、修繕に合わせて外壁塗装工事をなさっていたそうですが、漏水再発生時に丁度お隣の改修工事をしていた当社にお声掛けくださったのが4年前でした。
今回は、また新しい場所での雨シミが出来ている事から、調査と改修をご希望のご連絡でした。
過去の施工と今回のご提案
【前回の調査と施工の様子】
▲前回(2020年6月)調査中の写真
屋根や庇と外壁との取合い等、散水テストで台風を再現し屋外と屋内から調査。
▲霧除けと外壁取合いシール施工中
漏水の恐れのある壁と霧除けや出窓屋根の取り合い部分はシーリング施工で修繕しました。
▲瓦下の鳥の巣の除去
洋瓦・和瓦いずれも鳥の巣を作られてしまうケースがあります。
▲ケラバ部分
側面からの雨の吹き込み対策として、水切り施工のなかったケラバに板金でカバーをし、その上に既設の瓦を復旧します。
【今回の漏水箇所】
▲雨漏り懸念の2階出窓
▲今回確認された出窓枠の雨シミ
泉建装では、初めてのお問合せ後から屋根や外壁の調査や散水テスト等で漏水の原因調査を行い、その際確認された箇所の修繕施工をさせて頂いておりましたが、今回はまた違う箇所(2階出窓サッシとの取合い)での漏水発生となりました。
今回の雨シミのある出窓廻りでは被害に関わるような亀裂なども見うけられなかった為、原因の究明と壁内部の被害の確認には、室内から窓廻りの内壁を解体し、原因の特定をしてから適切な施工を計画し、工事を実施するという2段階の工事プランをご提案させていただきました。
①漏水原因を特定するための調査を目的とした工事
②上記の診断をふまえ計画した工事
結果的に、この方針にご承諾頂き、先ずはプラン①の該当の出窓廻りの内壁を解体して雨天後の状況を確認した上で、プラン②を検討することになりました。
プラン①調査を目的とした工事の主な内容
プラン①漏水の原因箇所特定の為、先ずは内壁の一部を解体・撤去し壁の内部を確認していきます。
▲撤去作業中
▲撤去後壁内部(室内側から撮影)
木摺り下地(きずりしたじ)が黒ずんで腐食し、もろくなっているのが確認できます。
▲漏水原因箇所:降雨直後確認
写真ではわかりづらいかもしれませんが、降雨後は雨水が入り込み水の滴り落ちる様子も確認できました。
壁の造りを外側からみていくと、モルタル⇒ラス網⇒防水紙⇒木摺り下地(きずりしたじ)の準になりますが、外部からの雨水の浸入を防ぐための防水紙が突破されている事になりますので、ここら周辺の造りに問題があることが判明しました。
また、漏水原因箇所は、出窓と壁の取り合い部分からになり、木部の腐食は想像していた以上に広範囲にわたっていました。
プラン①の調査結果をふまえての相談
施主様からは、もともと来年に計画していた外壁塗装工事の時期を早めてでもいいので、「この機会に心配事を全て払拭したい」とのご希望を伺い、
・出窓から平窓への交換工事
・基本施工である窓枠のシーリングを含む外壁塗装工事
・上記に合わせて、室内クロスの張替え、外構塗装工事等
のご依頼を頂きました。
▲出窓:屋外側
出窓を撤去するため外壁の一部を撤去します。
▲出窓下角取合い部分
木部の腐食が進行していました。
【補修と平窓への交換工事】
▲屋内側
原因箇所の確認後、撤去部の木下地を補修+補強するための施工を行います。
▲出窓撤去後の様子
▲ラスカット施工中
下地には透湿防水紙を貼ります。
▲シーリング施工にて取り合いを埋める作業
▲モルタル仕上げ施工後
▲パターン付け(肌合わせ)施工後
▲施工後:外壁塗装完了
施工前と施工後
▲施工前(写真左)・施工後(写真右):〇が出窓→平窓交換施工箇所
<外壁塗装仕様:3工程>
仕上げ材:(株)ダイフレックス ダイヤトーシツコート
ダイヤトーシツコートは水性シリコン樹脂塗料に分類されます。
特徴としては、湿気の粒子(水蒸気)を通し、雨水などの水滴や大気中の炭酸ガスは通さない、といった一般のシリコン系塗料よりも透湿性能が高い塗料になります。
今回のように水分を多く含んでいると思われるモルタル外壁に対し、一般の塗料では湿気を放出する妨げになることが考えられるので、今回この塗料を選定するに至りました。
<その他施工の様子>
▲外構門塀
膨れや剥がれが多くあった事から、セメンシャス(薄塗りモルタル)を塗布し下地調整を行い、その後シーラー、上塗り2回の計4工程で仕上げました。
▲バルコニー:トップコート施工後
長年、雨の際にはどこかに不具合は出ないかとご心配でいらしたそうですが、現在まで不具合のご報告もなく、先日は台風と見まがう様な雨風の荒れた夜もありましたが、問題の発生もなくとても安心いたしました。
お客様の声
『お客様の声」アンケートにもご協力頂きました。
ありがとうございました。
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