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八王子市で屋根塗装を次回予定している外壁塗装のタイミングとの兼ね合いを考慮したケースのご紹介

2021年5月18日より6月3日にかけて、東浅川町Y様邸におきまして屋根塗装工事を行いました。お問合せから施工内容等をご紹介させて頂きますので、屋根塗装をご検討の際に参考として下さい。

▲施工前(写真左)・施工後(写真右)

 

 


お問合せ


ご主人様よりお電話があり「何ヵ所か屋根の表面が白くなっている所が見られるのですが、タッチアップ補修が可能でしょうか?」とのご相談を頂きました。

Y様は、今までベランダの防水塗装工事やシャッターの新規取付け工事等をご利用下さいましたOB顧客様でいらっしゃいます。

屋根、外壁のお手入れに関しては、8年ほど前に塗装工事がお済みだそうで、今回は、屋根材の剥げている箇所を部分塗装で補修し、お住まい全体のメンテナンス時期まで屋根の保護をされたいとのご要望でいらっしゃいました。

 


現地調査とご提案


【現地調査】

屋根は、ハシゴを立てさせて頂き調査をします。
※補足ですが、弊社では以前ドローンでの調査を試験的に行いましたが、規制や現地の風速の問題、墜落の恐れ(ゼロではない)等々を考慮し、現在は行っておりません。


▲遠目からも、ご主人様が懸念されている表面の塗装の剥がれや経年劣化の状態が観察できました。


▲近くから全体を見渡すと、剥がれ箇所が広範囲にあること、屋根全体の防水機能が薄れている様子が見てとれました。

 

【ご提案】

調査の結果をご主人様にご報告させて頂いた上で、ご要望のタッチアップ施工での懸念点として、

①タッチアップ(部分塗装)の必要箇所が多いため広範囲になること。
②今後の経年劣化の状況を考えるとタッチアップ(部分塗装)では屋根としての性能が期待できないこと。
等をご説明。また、屋根のメンテナンスが必要な時期に入られていることを併せてご報告させて頂きました。

 

【ご採用の要因】

外壁はチョーキング現象や剥がれ等、劣化の心配も少なく、お手入れとしては今すぐの必要性はない状態でしたが、屋根の現状をお伝えしたところ、とてもご心配され今回、屋根全体のお手入れをすることになりました。
使用する塗料については、『次回外壁塗装のご計画時期との兼ね合いも考慮し、5~6年程良い状態を保てるグレードのもので。』とのご要望がありましたので、「ヤネフレッシュSi」を使用した施工をご提案させて頂き、採用に至りました。

 

《使用商品》

ヤネフレッシュSi RC101 /エスケー化研
「ヤネフレッシュSi」はメーカー期待対応年数が6年~8年となる2液弱溶型シリコン樹脂塗料になります。
特徴としては、カビや藻を防ぐ効果や雨や熱、紫外線など天候や温度の変化にも強いため、性能とコストパフォーマンスに優れたバランスの良い塗料となり、弊社ではご採用頂く頻度の高い塗料となっております。

 


主な施工内容


表面の汚れや、古い塗膜を高圧水洗浄で清掃作業後は、不具合部分の調整やケレン作業を行い塗装工程にはいります。


▲棟押え:浮いている釘を調整していきます。
鉄部などケレン作業で下地調整を行った後にサビ止め塗装を行います。


▲棟板金など鉄部のサビ止め作業中


▲屋根材(化粧スレート):下塗り1回目施工中


▲屋根材(化粧スレート):下塗り2回目施工中
余談ですが、メーカーの標準施工の説明においても下塗りは1回となっておりますが、泉建装では最低2回塗るのが標準施工です。実態として経年劣化した屋根の表層の状態は良いとは言えず、1回の下塗りでは仕上げ塗料の付着力の問題や吸込みによる仕上りのムラなど意匠的な問題の発生が起こりやすく、今までの経験則から最低でも2回の下塗りは必要だと判断しています。
また、メーカーの担当者などにも確認をしてますが、状態に合わせ再度下塗りをして方が好ましいとの事。
さらに泉建装では下塗り2回目後と仕上げ塗り1回目の間に降雨や夜露があった場合は、付着力が低下してしまう事を考慮し、再度下塗りを行ってから次工程を行うのを標準としています。
※決してオーバースペックではありません。ここまでやっても早期に剥がれる場合があるくらい屋根は過酷な状況に曝されてしまう部位です。
他社様のチラシやHPなどで「3回塗りです」と強調しているのを見かけますが、塗料をケチって薄く塗っても3回は3回です。ただ回数をこなせば良いものではありません。屋根を塗る難しさや、塗装する本来の意味を正しく理解できていれば、色々な工夫ができるはずです。

ちなみに泉建装では、降雨が続いた場合など必要に応じて

含水計を使用し塗装が可能かの判断の目安としています。


▲屋根:仕上げ塗装(1回目)施工中


▲屋根:仕上げ塗装(2回目)施工中


▲施工後
お住まいのポイントとして映える赤系の屋根になりました。

>>>屋根の施工実績集はコチラから


補足


今回、塗装工事と併せてタスペーサーの交換工事を行いました。

タスペーサーとは、屋根材の通気を確保し、屋根の構造のコンディションを良好に保つ部材となり、下塗り施工後にスレート屋根の重なり部に縁切りの目的で挿入していくものになります。
※塗装後に縁切りのみを行ってもまた塗膜どうしでくっついてしまいます。これは塗料が完全硬化するまでに一定の期間が必要なためです。

挿入間隔は屋根幅(約910mm)に対して縦突合せ目地から左右15㎝位のごころに2か所挿入が正しい施工方法となっています。

 

▲タスペーサー


▲タスペーサー設置断面図


▲既存タスペーサー取り外し作業中の様子

既存タスペーサーがある屋根に関しては、そのまま利用することが可能ですが、今回、メーカーが推奨する設置場所とは違う位置に設置されていた為、一度取り外させて頂き、改めて、再設置と新設の施工となりました。

タスペーサーの取付け位置までの確認は、施主様ご自身ではとても難しいところですが、このような施工箇所がある事も頭の片隅に置いていただき、疑問点やご質問などは施工中でも構いませんのでお気軽にお声がけ下さればと思います。


 

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