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八王子市めじろ台2丁目 H様邸1F内装改修(リノベーション)工事中!

2020年5月21日より八王子市めじろ台H様邸の1F室内のフルリフォーム(リノベーション)工事を行っています。
ご相談頂いた経緯や採用に至った経緯なども合わせてご紹介いたします。


▲コチラの1F部分となります。

リフォームの概要は、現在1F(RC)を教会・2F(木造)は住居として使用しているお建物の1F部分を住居にするフルリフォームです。教会として使用していたことから、キッチンや浴室、洗面室などを新設する他、間取りの変更もともなうことから大工工事や電気工事、水道設備工事など複合したリフォーム工事となります。



▲教会の現況


ご相談頂いた経緯


以前より、外装などの工事で泉建装をご利用頂いていた事から、他の2社から話しを聞かれたあとに、物は試しに程度でご相談頂きました。
というのも、泉建装は外装しかできないという印象が強かった事が理由のようです。
実際に泉建装も内装リフォームやってます!と大手を振って宣伝はしていませんので、もっともな事と思います。ですが日常的に支障が無い、社会通念上でいう普通のリフォームはできるのです。
今流行りのデザインに長けたリフォームや、TV番組のビフォーアフターみたいな劇的リフォームを期待されると荷が重いですが、住まう人が普段の生活を営む上で、充分なリフォームは行っており、ご利用頂けたお客様からは、品質が同じなら価格は安い方が良いと評価を頂けています。

ご相談内容に戻りますが、今回のご要望には、1Fと2Fを行き来できるように1Fの鉄筋コンクリートの壁に開口を設けて(穴を空けて)扉を設置したいという意向が含まれていました。
A社さんからは、当社では荷が重そうなのでと辞退したいとの回答。
B社さんからは、できますとの回答があったそうですが、当初計画していた予算を希望としてお伝えもした様ですが、提出された見積金額はそれを大きく上回っていたそうです。その後、価格の相談もしましたが、キッチンなどのランクを下げ、一部のリフォーム内容を取りやめれば予算に合わせることも可能との回答だったそうです。

こういった背景から、物は試しにと泉建装に相談してみる事になったそうです。


採用に至るまでの経緯


先ず、B社さんの見積りの内容を確認させて頂き、1式的なざっくりした内容に驚きました。
ユーザーに分かりやすくするためと思われますが、壁紙(クロス)と床のクッションフロア(CF)の平米数が合算されているなどしていました。同じような張る(建築業界では貼るという表現に馴染みがないので張るで表記します)といった内装工事ではありますが、なんとも微妙な感じを受けました。さらに現地調査を行わせて頂き、いくつか理由がありますが、簡単に見積りが作れるほど、単純な工事ではない事に気付き、普段の見積り作成に頂くより、お時間を多く頂戴しました。


▲例えば、1Fの奥の部屋は物置のようになっており、床の状況が確認できない事や

▲逆側の間仕切り壁の上には、さらに天井が上にあります。

▲これを覗いてみると図面では確認できない2重の天井の作りになっています。

▲さらに積み重なった物をどかすと床は抜けていました。

このように、一口で複合したフルリフォームと言っても、築約45年という歳月は住まいに様々な歴史の痕跡があるもので、リフォームを考える理由も様々です。
H様によるとB社さんはここまで確認はしていないとの事なので、実際工事を始めていたらどういう対応をするのか気になるところではありますが・・・。
ですから泉建装では充分なヒアリングと調査を行い、プランとお見積りを作成させてもらっています。中には他社より、お時間を頂くケースもあります。

当ケースでは、調査からお見積り提出まで、約1ヵ月ほど時間を頂戴しました。
流れとしては、最初に調査を行う為に、いずれにせよ行う廃品処分を先行して行わせて頂き(有償対応)、その後綿密な調査、施工基本計画の作成(ここまでは無料)なども行い、お見積りをご提出させて頂きました。

他社さんとの大きな違いは、品質の基準を個人宅であっても公共工事の基準(公共建築改修工事標準仕様書/国土交通省官庁営繕部などが制定した統一基準など)等、施工に一定の基準を設けそれに則り、施工を進めています。
ただし、この基準はご要望とはかけ離れたオーバースペックや費用の増加になる場合もあるので、性能を保てる範囲で調整をし、ご要望に近づけます。
また、この基準にあてはまらないケースの場合もあるので、その際は規定を上回るよう施工します。

今回の二重になっている天井は、ボードも二重に張られていることから重量の問題があったので、先ずはボードを撤去し、天井の骨組みと躯体をつなぐ吊木などを躯体から直接取り直すなど補強を行う内容で、ご提案させて頂きました。

▲実際の施工
天井下地の補強は直接コンクリートの躯体にボルトで固定するなど規定以上に、且つ予算が許す範囲で行いました。

抜けてしまった床部分の床下の構造は布基礎と呼ばれるもので、しかも防湿シートも張られていなかった事から土が露出し、湿気がそのままフローリングなどの木材に影響を与えるものとなっていました。
そこで、防湿シートを張った上にコンクリートを打設し、防湿効果を高めると同時に、床をかさ増しする事で束や大引きなどの木材を少なくでき、部材費と大工手間の抑制と部材の腐朽するリスクを軽減することができる事から、土間コンクリート打ちをご提案させて頂きました。

▲実際の施工/砕石⇒防湿シート⇒ワイヤーメッシュ⇒コンクリート

▲実際の施工/土がむき出しで土中からの湿気の影響を受けていた場所は、土間コンクリートを打設。

などなど今後安心して生活する上で最低限必要な性能基準(あたりまえ)を満たす事に重点を置き、ご提案させて頂き、コンセプトやご予算に、ご納得いただけ採用にいたりました。


これまでの流れ(2020/7/4現在)



このような解体作業から始まり

▲1Fと2Fを行き来できるように壁を開口(構造の観点からどのお住まいでも可能なわけではありません。)


▲予算や構造など含め可能であれば掃出し窓を設けたいとの要望があり、調査などの結果、掃出し窓を設ける事になりました。(構造の観点からどのお住まいでも可能なわけではありません。)

▲近隣へホコリが舞わない様に外部養生を行ってからハツリ作業を行います。(構造の観点からどのお住まいでも可能なわけではありません。)

▲開口も無事完了しましたが、雨や動物、空き巣などの防犯対策を兼ねて開口養生を行います。

2020年7月4日現在、天井の裏側に断熱材を敷き、下地のボードをおおむね張り終えたところまで進んでいます。

窓の木枠も塗装の下塗りまで完了し、今後は仕上げ工事に移行していきます。

 

≪内装・水回りリフォーム工事例はコチラから≫


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