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2021年7月8日、品川区のSビル様におきまして、施工完了した避難ハッチ交換工事を、お問合せから施工完了に至るまでをご紹介致します。
漏水への対応をされている工事会社様から、『バルコニー床に設置してある避難ハッチも漏水の要因の一つと思われ、ハッチの交換を検討しているので調査の日程も含めて相談したい』とのご連絡を頂きました。
▲ビル全景(4階建て)
最近頂く漏水相談で多く見られるのが、漏水の入水箇所と思われる箇所が複数あると思われるケース。このような状態となると①入水リスクの高いものから消去法で潰していく方法か、②計画していた修繕を前倒しし、大掛かりに実施するかの2つの選択となると思われます。
今回は、まずは①の消去法を行い経過観察を行うといった、特定の範囲のみ施工を行う方法となります。
▲避難ハッチ設置場所の北側バルコニー
お問合せ
漏水調査を行い、対処法を検討されていた工事会社様より、泉建装のホームページ内の施工事例をご覧下さったことから、バルコニーにある避難ハッチ8か所の交換をふまえ調査のご依頼がありました。
現在、足場も既に建てており、漏水調査を行っている最中で、避難ハッチの交換が必要になったとしても、間に合うタイミングでのご相談でした。(英断です!)
現地調査の際には、避難ハッチを発注から取り付け完了するまでの日程などのご説明もさせて頂きました。
現地調査
補足ですが、避難ハッチとは、中に避難ハシゴが収納してあり、災害時などに下の階に避難することができる避難器具です。
ハッチは、現況の寸法に合わせた特注の受注生産となりますので、必ず現地で対象物の調査が必要になります。
▲施工範囲のみに限定した足場
▲調査中
現況写真の撮影や形状などの採寸を行います。
▲既存避難ハッチ
表面の塗装が剥がれサビによる痛みもみられます。
▲接写
脆くなっている、蓋の一部
補足ですが、バルコニーを使用されている方などが、定期的にゴミなどの清掃され堆積物の除去をされていると、降雨の際の水捌けが良くなり、寿命に差が出ます。
▲蓋を開け内側を確認
内側も劣化か進み部品のいたる箇所にサビが確認できます。
▲下側から見たハッチ部分
主な施工内容
カバー工法(リペアハッチ)の施工になりますので、枠のみ既存を使用し、寸法に合わせた新設ハッチを取付けていく施工になります。
施行時間は1カ所につき、1時間程度の作業となります。
▲錆止め塗装中
既存の上下蓋等を撤去後、残す(カバーをする対象)既存の枠に錆止めを塗布します。
▲取付中
新たにハッチを取付けていきます。
▲シール作業中
新たに取り付けたハッチとベランダ床との取り合い部分にシーリングを施工し、降雨の際など水が回らないようにします。
▲施工後⓵
適切に作動するか確認し、交換工事完了!
▲施工後②
災害時などには、収納されているハシゴがワンタッチで展張し、操作も簡単です!
※屋上ハッチは既設のサイズに合わせた特注扱いとなりますので、必ず現地での採寸にお伺いさせていただいております。
使用しているハッチは、耐久性のあるステンレス製の改修ハッチとなります。
避難ハッチは他の共有部分と比べると、どうしても目が届きづらく、劣化の状況を見逃しがちな箇所になりますが、いざという時にスムーズに作動してくれるためには、点検や交換が必要な設備になります。
いざという時に、開かない!という事がない様に、日頃から点検も兼ねて確認してみてください。