アパート・マンション・ビル・工場・住宅の外壁塗装、改修工事は八王子のリフォームステーション泉建装にお任せください。
昨年は多摩地区の河川氾濫の事例もあり、台風や大雨の被害も身近な問題になってきています。
泉建装でも台風、大雨後には様々なお問合せを頂きますが、
この記事では、雨樋が一部壊れてしまっているので交換して欲しいとの依頼を受け、工事にお伺いした際の出来事をご紹介いたします。
既存雨樋を撤去後、竪(タテ)樋内に水詰まりがあるのを発見しました。
写真は竪樋下部を切断後の様子。
手前の雨水桝に接続され雨水が排出されていると思っていた配管が、付け根から先の施工がなされていませんでした。
(補足:法令などに反している分けではありませんが、浸透桝が近いなら繋げるのが丁寧な仕事です。)
施主様にご確認頂き、最近の雨量を考慮し雨水管を雨水桝(マス)に延長する事をご提案し、
「雨水管切り回し工事」を行う事になりました。
▲配管接続施工中
▲雨水桝に配管接続後、開口部モルタル埋め作業で完了
雨水の処理や排水方法の基準は自治体によって違いがあり、八王子市では敷地内の地面に直接排出しても問題はありませんが、この様な状態では、よほど水を吸収しやすい土壌であっても経年で目詰まりし、排水に支障が生じてしまう恐れがあります。
施工の確認をし難い箇所にもなりますが、降雨の際に雨樋からのあふれの有無や、雨水の排水の状態にも一度目を向けて頂けるとご安心かと思います。
また、八王子市では雨水の浸透を推進し、地下水の涵養、湧水の保全など水循環の再生を図ることを目的として、雨水浸透施設(雨水浸透ます・浸透トレンチ)の設置費用の一部を補助する「雨水浸透施設設置補助事業」の取り組みもなされています。
ご参考になさってみて下さい。
【八王子市HP:「雨水浸透施設設置補助事業」サイト】
以前、庭の雨水桝があふれるといった相談に対応した時の事例を参考に、ご紹介します。
▲庭の外側にも雨水桝があり、植栽に囲まれている状況。
▲庭から地中に雨水管を埋設し雨水桝へ排水する設計。
実はこの埋設された雨水管に問題が起きていました。
雨水管には植栽の根が混入してしまい、びっしり管を埋め尽くしています。まるでろ過装置のようです。これでは雨水は流れません。(当該の不具合が発生した建物はおよそ築30年。すべての建物がこの年数でなるとは限りません。)
このように桝の周辺に植栽があると植栽の根が雨水管の継ぎ目などから侵入し、このような不具合を起こす事が度々報告されていますので、桝の周辺が水たまりになっているのを見かけるようになったら、点検が必要と思います。
この他にも、泥や枯れ葉、小さなゴミなどが経年によって堆積し、排水不良を起こすケースがあります。お問合せ頂いたケースで、雨水桝が排水不良を起こし溢れた雨水が、建物基礎の床下換気口から内部に浸入し床下が水浸しになっていた事もありますので、ふたを開け中を目視で確認する日常的な点検は、それほど難易度は高くないので、先ずはご自身でチャレンジすることをオススメします。