アパート・マンション・ビル・工場・住宅の外壁塗装、改修工事は八王子のリフォームステーション泉建装にお任せください。
アパートの全面改修工事のケースを2022年に施工したあきる野市にあるアパートを例にご紹介いたします。
お問合わせ
都内にお住いのオーナー様より「所有しているアパートの2Fの外廊下の床がへこんでおり降雨の際、水溜りができる、またベランダの床を適切に修繕をしたい」とのご相談を泉建装HPのお問い合わせフォームからいただきました。
現地調査
まずは現地にてオーナー様立会のもと調査を実施。
2F廊下の床には長尺シートが張ってあるものの端末部(シートの端の他の部位との境)のシールは、劣化がひどく、シールが無くなっており(防水処理が不充分)、階段の踊り場にいたってはシートが置いてあるだけの状態。バルコニーの床は人工芝を両面テープで留めている状態でした。
▲端末(長尺シートの端)シールの劣化
▲階段踊り場
▲バルコニー人工芝
鉄部や外壁などにも劣化が見られたことから、オーナー様に現況を説明したところ、今後のメンテナンスも考慮し全面改修工事の計画とその見積りを算出するようご依頼を受けました。
▲2F廊下手すりのサビ
▲外壁(アルミサイディング)のシール劣化
▲2F廊下軒天の劣化
現地にてオーナー様より図面をお預かりし、仕上表などからも屋根や外壁に使用されている部材や工法を確認し、不明点などは再度現地調査を行い、施工の計画を作成しました。
ご提案
図面調査から屋根は、海外メーカーであることがわかり、表層の仕上げには赤外光を反射する、いわゆる遮熱塗料が施されているようで塗膜保証が40年あるとのことでした。(誰が保証してくれるのかは記録にありませんでしたが)
この長期保証もふまえ相応に耐久性があるものと見込み、今回は塗装でメンテナンスをする計画とし、次回のメンテナンスの際にカバー工法などを検討する計画としました。
今回の提案概要は、
仮設足場、屋根塗装、外壁塗装、外壁シール打ち増し&打ち替え、鉄骨階段&2F廊下手すりなど鉄部塗装、2F廊下床&鉄骨階段床&バルコニー床長尺シートなど。
ご提案は、メールにて調査報告と提案理由なども添えお送りさせていただき、ご採用頂きました。
ご契約の方法は郵送で契約書をやりとりを行い、極力オーナー様にご足労いただかなくても済むよう工夫させて頂きました。
泉建装の提案の特徴は、今必要な工事と今後必要となる工事を切り分けてご提案させて頂き、オーナー様が選択しやすい内容とすること。
また提案の項目一つ一つに裏付けがあり、無駄を省いた本当に必要な工事に絞り込み、ご提案すること。
業界の慣例や経験則だけに寄らず、都度メーカーなどの見解を幅広く取り入れながら適切な工事をご提案するというスタンスです。
その後、実際に足場の設置後に屋根材を止めているボルトの緩みがある事が分かり、ボルト周辺の屋根の下地の状況を確認したところ、雨水が浸入している事が分かり、屋根は塗装から葺き替え(交換)に変更となりました。
▲屋根葺き材を止める金物の一部がゆるゆるでした
金物は手で簡単に引く抜ける物もありましたが、直下は居室ではなくバルコニーということもあり、すぐすぐで雨漏りに繋がる様な状況でない事が幸いでした。
▲屋根下地の腐食
後日、部分的に屋根を外し内部を確認。下地(合板)に雨水が浸入し腐食している事がわかりました。
施工内容
まず仮設足場を設置、建物の状況を詳細に確認しつつ高圧水洗浄を行います。この際建物状況を確認するのは現場管理者、洗浄は職方とに役割分担をし実施します。
その後、鉄部塗装と外壁塗装へ進んでいきます。
▲外壁:中塗り中
▲軒樋:上塗り中
▲軒天:上塗り中
〔主な塗装仕様〕
外壁:アレスダイナミックプライマー+アレスダイナミックTOPマイルド
アルミサイディングへの付着性と耐候性を考慮した仕様
付帯部や鉄部など:スーパーザウルスⅡ+セラMシリコンⅢ
防さび性と耐候性を考慮した仕様
塗装に限らず、バルコニー面など居住者様が日常生活で使用頻度が高いような箇所を施工する際は、他の面の施工は行わずバルコニー面だけに集中し短期間で完了するよう計画するなどの工夫をし、居住者様の負担の軽減をはかります。
屋根工事は当初の塗装仕様から、葺き替え(交換)に変更となりました。
▲屋根撤去中(左)⇒野地板増し張り中(右)
▲ルーフィング張り後(左)⇒仕上げ板金設置中(右)
〔屋根仕様〕
腐食部補強⇒野地板増し張り⇒ルーフイング(下葺き)⇒立平ロック32型葺き(ガルバリウム鋼板)
止水性と耐候性に優れた仕様
特に今回の工事で特徴的であった「長尺シート工事」をご紹介します。
まずはバルコニー
▲バルコニー床の現況
鋼製の下地に直接人工芝が設置されていました。
現地調査時に人工芝をめくるのに躊躇したこともあり、下地の劣化状況を充分に把握することができておらず、足場が設置されてから詳細確認としていた箇所となります。
▲驚くほどサビていました
想定よりサビがひどかったので、電動工具によるサビ落としとラストフリーザー塗布の工程を錆止め塗装の前に挟むことにしました。
ラストフリーザーは「浸透性さび固定化機能」により、さび層内に深く浸透し、脆弱なさび層全体を強力に固定化する効果があり、素地調整が十分に出来ない現場環境下でも下塗(錆止め)塗装の前に、塗装を行う事で、さびの生成を抑制します。
▲錆止め工程
▲不陸調整
水溜りができないようモルタルにて勾配調整を実施
▲長尺シート張り作業中(左)⇒完成(右)
長い道のりを経てキレイに仕上がりました。
続いて2F廊下床の長尺
▲現況
既存は、このような一枚物で仕上げてありますが
▲シート撤去中
その下地は鋼板のパネルが何枚も敷き詰められているような構造となっています。
▲撤去中2
写真の様にパネルとパネルには当然「継目」が存在します。
実はこの継目が厄介で床の高さが微妙に異なり、且つ動きます。
勘の鋭い方はお気付きかもしれませんが、このような場所にシートを1枚物で仕上げてしまうとシートが継目の箇所で浮き剥がれ、あるいは切れたりと不具合を生じる恐れがあり、シートの端末で打つシールも切れやすくなってしまいます。つまり長期間もたないという事になります。
▲下地調整(研磨)⇒錆止め塗装後
シートと鋼板の間にはウレタン防水が施されており経年劣化でボロボロだったので電動工具にて取り除き、バルコニーのように錆ついてはいなかったので、直接錆止めを塗装。
▲長尺シート張り作業中
写真の様に継目を避けパネルごとにシートを裁断して張ることで、シートの浮きや剥がれを防止します。
▲長尺シート張り後
最後に継目と端末部をシールで納め完成です。
〔長尺シート仕様〕
バルコニー:下地調整⇒ラストフリーザー⇒錆止め⇒不陸調整⇒長尺シート張り⇒端末シール
2F廊下:下地調整⇒錆止め⇒各裁断⇒長尺シート張り⇒継目&端末シール
タキストロンQA/タキロンシーアイ
※階段 タキステップ/タキロンシーアイ
各Before/After
▲2F廊下
▲1F廊下
▲バルコニー床
▲屋根
▲全景
オーナー様からのお声
オーナー様より以下のレビューをいただきました。
所有する木造アパートの外壁と屋根の塗装、長尺シートの張り替えなどをお願いしました。住んでいるところから少し遠いところにある物件で、あまり現場に行くことができなかったのですが、工事内容の説明や状況報告をしっかりしてもらえて、安心してお任せすることができました。工事の仕上がりにも非常に満足しております。また何かありましたらおねがいしようと思います。ありがとうございました。
/Googleクチコミ参照
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